どうも、iPad Proを4年以上、毎日愛用しているうーたです。
iPad Pro 第3世代(2021)は、ノートパソコン級のSoC「M1」チップを初めてiPadに搭載して登場したモデルです。今回は、実際に使用してみて良かったこと悪かったことを、全て正直にお伝えしていきます。
また、M1を初搭載したiPad Air(2022)と違う点、本当に価格に見合うほどのモンスタースペックなのかも検証していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
▼個人的なiPad Pro 11インチ(2021)の評価は下記のとおりです!
満足度 | ★★★★☆ |
デザイン・外観 | ★★★★★ |
携帯性 | ★★★☆☆ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
画面表示&綺麗さ | ★★★★☆ |
バッテリー持ち | ★★★★☆ |
スピーカー | ★★★★★ |
カメラ | ★★★★☆ |
本記事では、 iPad Pro 11インチ(2021)の外観・デザイン、カメラ、スペック性能やゲーム・アプリ動作、顔認証の快適さ、バッテリー持ち、スピーカーの音質、使って感じたメリット・デメリット(良いところ、悪いところ)、口コミ・評判などを含め使用感レビューしつつ評価します。
iPad Pro 11インチ(2021)の外観・デザインをレビュー
箱の正面には、クールな壁紙なiPad Proのみプリントされているシンプルなデザインとなっています。
同梱物はいつもの林檎シール、説明書類、1mのUSB-Cケーブル、20W充電器。最近のiPhoneシリーズはACアダプタが付属しないため、高出力の充電器がついてくるのは地味に嬉しい点です。
11インチモデルは、Liquid Retinaディスプレイ(液晶)を採用。ちなみに、12.9インチモデルはバックライトにミニLEDを搭載です。
12.9インチモデルも所持したことがありますが、正直ミニLEDには発色と明るさでは劣るものの、11インチモデルも一般的な液晶よりは十分にきれいな部類かと思います。
ちなみに、僕はApple Pencilの書き心地を向上させるために、「NIMASO アンチグレアガラスフィルム」を貼っています。
背面をチェックすると、美しいAppleロゴと、左上にデュアルカメラ(広角+超広角)、LiDARスキャナがあります。
カメラバンプは少し多くなってしまったため、ガタつきやすくなったのは残念ですが、デザイン上は高級感が増しました。
上部は、電源ボタン、スピーカーグリル2基、マイク3基。
下部には、スピーカーグリル2基と、Thunderbolt 3(40Gb/秒の転送)対応のUSB-C端子があります。
右側面には、音量の上下、Apple Pencilの磁気コネクタと、SIMスロット(Cellularモデルのみ)。
左側面は、マイクのみでシンプルな構成です。
本体サイズは 幅178.5×高さ247.6×厚さ5.9mm。縦で持つには少し大きめのサイズ感で、少しワイド寄りになっていることもあって、基本は横持ちで運用がしやすいサイズとなっています。
iPad Proといえば、本体のみよりもMagic Keyboardとのセットの状態が一番デザインに優れていると思います。
ノートパソコンのように使え、ディスプレイが浮いた状態で使えるのはiPad Pro、iPad Airシリーズのみの特権ですね。(※Magic Keyboard対応iPadの詳細はコチラ)
iPad Pro 11インチ(2021)のスペック性能をレビュー
iPad Pro 11インチ(2021)のスペック性能を表やベンチマーク計測してレビューしていきます。
iPad Pro 11インチのスペック表
iPad Pro 11インチ(2021)のスペック・性能以下にまとめてみました。(※参照:Apple公式製品ページ)
iPad Pro 11インチのベンチマークスコア
iPad Pro 11インチ(2021)ベンチマークスコアを検証しました。
「Antutu Benchmark」の測定結果は、上記の画像の通りで「1,243,484点」となっており、100万点超えのまさにモンスタースペックとなっています。
iPadシリーズは放熱の面積も大きいこともあり、過度な発熱もなく安定しています。
ちなみに、2018年モデルのiPad Proは824,944点となっているので、約1.5倍の性能アップとなっていますね。
肝心の動作についても、スクロール、アプリの起動、レスポンス全般は超快適です。もちろん、動画編集、画像のレタッチ、重いゲーム(後ほど検証)なども十分にこなせます。
iPad Pro 11インチのスペック解説
iPad Pro 11インチ(2021)のSoCは、一部Macシリーズにも搭載されている「M1チップ」なので、まさにパソコン級の快適動作を実現しています。
また、2018、2020年モデルから比較すると新たに5G対応もしており、ストレージが少ないモデルでもRAMが4→8GBと全体的にスペックアップ。M1チップ自体は最新のiPad Airにも搭載されていますが、120Hzの高リフレッシュレートやクアッドスピーカーは、iPad Airにはない仕様となっています。
音質や操作の操作の快適さといった所で、iPad Airとの差別化が図られている印象です。
iPad Pro 11インチ(2021)のゲーム・アプリ動作をレビュー
iPad Pro 11インチ(2021)でゲームやアプリの動作を確認します。
以下の5段階で評価
- とても快適に遊べる
- 快適に遊べる
- 普通に遊べる
- ある程度遊べる(※設定次第)
- 動作が重く非推奨
それでは、早速「iPad Pro 11インチ(2021)」のゲーム性能を実際に試していきます。
iPad Pro 11インチでポケモンGOの動作チェック
iPad Pro 11インチ(2021)でポケモンGOの動作チェックをしていきます。結果は、"快適に遊べる"。
動作は軽快でサクサク動くものの、そもそもサイズ感が11インチと大きいため、縦型のゲームには不向きです。
ただ、文字やボタンは大きく表示されるのと、画面サイズが大きいためAR表示が没入感があるのは良い点ですね。
(※ちなみに、Wi-FiモデルはGPSを非搭載。そのため、正確な位置を計測して遊ぶことができないので注意しましょう。)
iPad Pro 11インチでウマ娘の動作チェック
iPad Pro 11インチ(2021)でウマ娘の動作チェックをしていきます。結果は、"快適に遊べる"。
こちらも同じく縦画面のゲームなので、育成はやりづらいです。
しかし、ライブ鑑賞やメインストーリー視聴においての、超高画質&大画面は圧巻されます。なので、スマホで育成して、iPad Proを観賞用にするとウマ娘を存分に楽しめますよ。
iPad Pro 11インチでPUBGモバイルの動作チェック
iPad Pro 11インチ(2021)での PUBGモバイルの動作チェックをしていきます。結果は、"とても快適に遊べる"。
グラフィックは、FHDでウルトラまで選択できました。
持つとちょっと重たい感じですが、スタンド付きのケースを使うことによって画面も大きいためかなり操作もしやすかったです。
iPad Pro 11インチで原神の動作チェック
iPad Pro 11インチ(2021)での原神の動作チェックをしていきます。結果は、"とても快適に遊べる"。
120Hzで遊べるのも大きなメリットで、カクつきもなくヌルヌルでアクションを楽しむことが出来ます。
原神は小さい画面だとかなり操作が難しい印象があったのですが、iPad Proほどの画面サイズがあるとかなり操作がしやすくなりました。
また、MFiコントローラーや、PS4コントローラー等を接続すると、もうほぼ据え置きゲーム機と遜色なく原神を楽しめます。
iPad Pro 11インチ(2021)のカメラをレビュー
iPad Pro 11インチ(2021)のカメラをレビューしていきます。
iPad Pro 11インチのカメラ・動画撮影性能をチェック
iPad Pro 11インチ(2021)は、デュアルカメラを搭載しています。構成は以下のとおりです。
1200万画素 | 広角レンズ / F値1.8 |
1000万画素 | 超広角レンズ / F値2.4 / 125°視野角 |
インカメラの仕様は、以下の通りです。
1200万画素 | 超広角レンズ / F値2.4 |
インカメラの「TrueDepthカメラ」は超広角になっており、ビデオ通話のときに人の顔を追従する「センターフレーム」に対応しています。
アウトカメラの動画撮影機能を以下にまとめました。
8K 撮影 | 非対応 |
4K 撮影 | 広角:24fps/25fps/30fps/60fps |
1080p撮影 | 25fps/30fps/60fps |
スローモーション撮影 | ○(※120fps/240fps) |
iPad Pro 11インチのカメラで撮影した作例
今回は、僕がiPad Pro 11インチ(2021)のカメラで魅力に感じた点を含め、作例を交えてご紹介していきます。
アウトカメラ
▼広角 (標準オート)
▼超広角 (標準オート)
日中であれば、"十分綺麗に撮れている"と感じました。
▼5倍ズーム
デジタルズームは5倍まで、結構荒めです。
▼夜景
少し荒めなものの処理が上手いのか、ノイズ感は思ったより少ないです。
インカメラ
インカメラは前世代から比較して、広角カメラ→超広角カメラになりました。
そのため、映せる範囲が広がり、複数人撮影が楽になったり、ソフトウェア上の画角の幅も広がり「センターフレーム」が使用できるようになりました。
「センターフレーム」では、自分が動いても顔を追従してくれたり、複数人が写った場合は画角を広げて最適化してくれます。
先日、祖母とFaceTimeをする機会があったのですが、僕と嫁さんの顔を良い具合に映してくれて、対面で会いづらいご時世の中、快適にビデオ通話ができました。
iPad Pro 11インチ(2021)のバッテリー持ちをレビュー
iPad Pro 11インチ(2021)のバッテリー持ちについては、"普通"という結果になりました。
ディスプレイ輝度最大でYouTubeを流し続け、1時間おきにバッテリー残量を計測するテストを行った結果は以下のとおりです。(※テスト環境、条件により差が出る場合があるので注意してください。)
バッテリー持ち検証
機種名 | 0時間経過 | 1時間経過 | 2時間経過 | 3時間経過 |
iPad Pro 11インチ(2021) | 100% | 91% | 72% | 54% |
iPad Pro 11インチ (2018) | 100% | 87% | 64% | 42% |
なお、2018年モデルは約3年、2021年モデルは約1年ガッツリ使っての計測結果となっているので、僕のテスト結果は少しバッテリー持ちが低めに出ています。
ここからは体感になってしまうのですが、買ったばかりのバッテリー性能であれば、2021年モデルの方が少しバッテリー持ちは悪かったように思います。
この辺りはチップとRAM性能の強化によって、ある程度トレードオフで下がってしまうところかと思います。ただ、輝度も自動で調整している状態であれば、僕も1日バッテリーが持たなかったことはないので使用上は特に問題ないかと思います。
iPad Pro 11インチ(2021)の顔認証をレビュー
iPad Proの生体認証は「Face ID」(顔認証)となっており、画面に顔を向けるだけでロック解除が可能です。
ホーム画面に行くためにはスワイプ操作が必要ですが、キーボードを接続している場合はキーを入力してもいいので、あまり負担にはなりません。
また、iPhoneと違って横画面でもロック解除できるのは、ストレスなく使用できていいですね。
一方、12以降のiPhoneではマスクをつけた状態でもロック解除できますが、iPadシリーズのFace IDは対応していないので、外出時には不便ですね。
iPad Pro 11インチ(2021)のスピーカー(音質)をレビュー
iPad Pro 11インチ(2021)は、クアッドステレオスピーカーを搭載しています。
▼iPad Pro 11インチ(2021)のクアッドステレオスピーカーの音はこちら!
フリー音源 Song: Zero Venture - Point Of View (feat. Cadence XYZ) Link: https://youtu.be/EnarUjBnLXw Music promoted by FMW. Released by Mind Resurgence.
肝心の音については、映画鑑賞やゲームを楽しむには"最強のiPad"と言えます。
流石に低音はBluetoothスピーカー等には劣りますが、音の広がりやバランスでいったらこの薄いタブレットから出てる音とは信じられないほどです。
なお、イヤホンジャックは非搭載。変換アダプタを使用するか、Air Pods等を使用するのが良いかと思います。
iPad Pro 11インチ(2021)のメリット(良いところ)
iPad Pro11インチ (2021)を実際に使ってみて感じたメリットをチェックしていきます。
ココがメリット(良い点)
⭕ ProMotionテクノロジー対応、デイスプレイ120Hz駆動
⭕ Magic KeyboardやCOMBO TOUCHなどの優秀なアクセサリがある
⭕ タブレットの中で最高峰のクアッドスピーカーの音質
⭕ 原神120Hz対応の最強のゲーミング性能
以上が、iPad Pro11インチ (2021)を使って感じた良いところです。それではいくつかピックアップしてご紹介します。
「M1」によるレスポンスの速さと快適に動画編集ができる処理性能
個人的にM1チップの性能を一番実感したのは、アプリの起動の速さです。
2018年モデルとくらべてもわずかに起動が早く、アプリ間の切り替えのストレスが少ないです。
また、僕はLuma Fusionというアプリを使用してYouTubeの動画編集を行うのですが、コーディング時間が約12%早くなっていました。
毎日行う動作、また作業効率に直結する部分で効果を実感できるのは嬉しいですね。
ただ、反対に動画を視聴するのみや、ライトなゲームを行うだけだとそんなに他のiPadモデルと差は感じられないと思うので、コスパを求める方は他のモデルをおすすめします。
120HzのProMotionテクノロジーがApple Pencilの快適さを底上げ
iPad Air以下のiPadはリフレッシュレート(画面の描画速度)60Hzに対して、Proシリーズは120HzのProMotionテクノロジーに対応しています。
iPad Airとの一番の違いはここで、ProMotionテクノロジーにより、ペンがまさにリアルな紙とペンで吸い付くような書き心地を得られます。
▼リフレッシュレートの違いは下記の動画を参考にしてください。

特にイラストや手書きメモ用途などでApple Pencilをよく使うユーザーにとっては恩恵の大きい機能となっています。
ブラウザでのスクロールやアプリの切り替え等、全てにおいて快適に操作できるので、僕はこれだけでもProシリーズを買う意味があると思っています。
iPad Pro 11インチ(2021)のデメリット(悪いところ)
iPad Pro 11インチ(2021)を実際に使ってみて感じたデメリットをチェックしていきます。
ココがデメリット(悪い点)
❌ 11インチモデルは液晶なので、輝度と黒の表現で劣る
❌ カメラバンプが大きいため、ケース無しで平面に置いたときガタつく
❌ Apple Pencilや純正キーボードが別売りで高価
Face IDのみなので、マスク着用時の認証が面倒
前述したマスク時のFace IDが使えない問題は、かなり面倒です。
鼻マスクにしたり、マスクを口より下におろすと解除できたりしますが、周りの目も気になりますし解除できない場合もあります。
僕はよく電車の中でiPad Proでブログを書くのですが、その時はしょうがないのでキーボードでパスコードを入力しています。
ただ、自宅でメインで使う方にとってはむしろ指紋認証より顔を向けるだけで解除されるFace IDのほうが便利です。
なので、外出先でもよく使う方はTouch IDが搭載されているminiやAir。自宅メインの方はProと選ぶと生体認証については後悔が少ないかもしれません。
11インチモデルは液晶搭載!ミニLED非採用
12.9インチは、色鮮やかで輝度も高いミニLEDディスプレイを搭載しています。
対して、11インチモデルは液晶のみとなってしまっているので、ディスプレイにおいては差をつけられてしまっています。
どういうシーンで差が出るかというと映画の視聴時に黒帯が出るのですが、液晶はバックライトが点灯しているので白くぼやけて表示されてしまいます。
また、輝度はミニLEDディスプレイは1000二トに対して、液晶の11インチモデルは600ニトなので外出先だと暗く感じることも。
ただ、ディスプレイの発色や明るさも一般的なディスプレイよりは綺麗なLiquid Retinaディスプレイなので、多くの方には十分に感じる品質かと思います。
iPad Pro 11インチ(2021)の口コミ・評判をチェック
iPad Pro 11インチ(2021)の口コミ・評判を以下に集めてみました。
女性
私も使っていますが、イラストを書くのにはちょうど良いサイズ感です♪12.9インチと迷いましたが、持ち運びしやすさ重視で11インチにしました!(椿さん)

iPad Pro 11インチ(2021)の評価まとめ
iPad Pro 11インチ(2021)は、一般的なノートパソコンよりコンパクトなサイズでパソコン級のスペックを持っているタブレットです。
▼個人的なiPad Pro 11インチ(2021)の評価は下記のとおりです!
満足度 | ★★★★☆ |
デザイン・外観 | ★★★★★ |
携帯性 | ★★★☆☆ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
画面表示&綺麗さ | ★★★★☆ |
バッテリー持ち | ★★★★☆ |
スピーカー | ★★★★★ |
カメラ | ★★★★☆ |
特にゲーム性能、イラスト、動画編集にも耐えうるグラフィック性能については、他のタブレットと比べても大きくアドバンテージがあります。
僕は実際にブログや動画編集をiPad Proでこなしていて、用途が合えば仕事にも使える1台となっていますので、ぜひチェックしてみてください。
▼おすすめのiPadシリーズの選び方記事はコチラ
iPad色など何色ありますか
コメントありがとうございます。iPad Pro 11インチは2色です。
もう少し色のバリエーションが豊富であればもっと魅力が増す気がしますよね。
この記事 拝見してしまったから(中古でも良いから)欲しくなってしまいましたやん(^皿^)
自宅にはやや古くなったAndroidタブレットやWindowsパソコンがありますがそれでもぜひ我が布陣に加わっていただきたいです。